AV出演強要に「強姦罪適用」で業界はどうなってしまうのか?

AVメーカーやプロダクションが逮捕される大きな騒動となった「AV出演強要問題」ですが、政府が2017年3月31日、本格的に取締りを強化する緊急対策を決定しました。

はたしていつまでAV業界を目の敵にするのか?

不起訴処分になる事件も出てくるなど、明らかに見せしめと思われる逮捕者まで出ています。業界の肩を持つ気はありませんが、もっと取締りを強化すべき事案は沢山ある気がします…

ただ、政府の決定となったことで成果を報告する必要があるため、時期早々に関係者の逮捕があると思われます。今より更にAV業界への風当たりは強くなっていくので、今後どのようになっていくのか?私なりに推察してみました。

AV出演強要に強姦罪適用

強姦罪が適用されるようになったことをツイッターで知り、これまで適用されていた労働派遣法違反などに比べるとかなり重罪になった気がします。そのことを詳しく書いた記事を引用しておきます。

 政府は31日、女性のアダルトビデオ(AV)への出演強要被害を巡り、スカウト行為を厳正に取り締まるとする緊急対策を決定した。AV強要には強姦罪を適用。進学や就職で生活環境が変わり、被害に遭いやすいとして4月を防止月間に位置付けることも決めた。

出典:共同通信

執行猶予なしの一発実刑

強姦罪が適用されることで、もし逮捕・起訴されるようなことがあれば執行猶予なしの実刑が確定となります。それだけ重たい罪であり、マークスジャパンディクレアが逮捕された事件とは話が変わってきます。

暴行又は脅迫を用いて十三歳以上の女子を姦淫(かんいん)した者は、強姦の罪とし、三年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の女子を姦淫した者も、同様とする。(刑法第177条)

強要しなければ良いだけの話では?

そのように感じている方が多いでしょうが、もちろんアダルトビデオに出演したくない女子に出演を強要してはいけません。しかし、強姦罪という罪になってしまうと懸念されることも出てくるのです。

親告罪であるがゆえに冤罪の心配が…

強姦罪は、被害者が性的な暴行をされたことを訴えなければ事件として成立しない「親告罪」となっています。「プライバシー保護のため」にそのようになっているようですが、この親告罪には賛否両論あって昔から議論されています。

セカンドレイプの怖さから泣き寝入りしてしまう問題などありますが、今回はAV業界側の視点のみ触れていきます。

100本以上のAVに「出演強要」この被害訴えどう思う?

上記の記事で説明しているように、マークスジャパンの逮捕によって現役のAV女優、その他大勢から訴えを起こした側に非難が集中しました。

というのも、被害を訴えた女優さんは「100本以上のAVに出演」していたのです。百歩譲って1本目及び数本程度しか撮影経験がなく、強要されるから我慢していた…となれば罪に問われても仕方ないですが、散々AVで稼いでから被害を訴えるのはどうなのでしょう?

もし、同じような訴えがまかり通ってしまうなら、冤罪や誤認逮捕される者が出てしまう可能性もあります。

仮に逮捕されてしまうと3年以上の実刑となるので、逮捕者のその後の人生は真っ暗となり、AVメーカーの社員及びAVプロダクション関係者や所属女優も路頭に迷うでしょう。

虚偽の証言で約3年半も服役した例も

強姦罪 冤罪」と検索すると様々な冤罪事件が見つかりますが、上位にあったサイトの事案を紹介しておきます。

虚偽の強姦証言で懲役12年…嘘をついた女性はどのような罪に問われるのか?

強姦と強制わいせつの罪で懲役12年の実刑判決が確定し、約3年半にわたり服役していた男性が、刑の執行を停止され、釈放されました。

男性は過去に、同じ女性に対して2度の性的暴行を加え、さらに同じ女性の胸をつかんだなどとして、強姦と強制わいせつ容疑で逮捕、起訴されていました。男性は捜査段階から一貫した否認をし、公判でも無罪を主張していましたが、被害女性や目撃者の証言が決め手となり、実刑判決が確定していました。

男性が釈放された理由は、有罪の決め手となった「被害女性や目撃者の証言」が虚偽であると判明し、さらに男性の犯行を否定する材料となる新しい客観証拠が見つかったことにあります。

出典:シェアしたくなる法律相談所

上記のような冤罪事件は皆さんが思っているより多発しており、そのほとんどが”悪意”によって罪のない犯人を創りあげている訳です。

直近では以下のような強姦冤罪事件も…

またしても強姦冤罪…無実の男性が犯罪者に仕立て上げられていた

当時17歳の女性を強姦したとして罪に問われていた男性の控訴審判決で、福岡高裁宮崎支部は懲役4年とした一審判決を破棄し、逆転無罪を言い渡しました。裁判の中で明らかにされたのは捜査当局のずさんな手法と不公正な態度でした。

出典:NAVERまとめ

強姦された女性を守るために「強姦罪」は必要なものですが、罪なき犯罪者が生まれてしまう可能性を秘めています。

AV出演強要で強姦罪適用となってしまうと、業界に恨みを持った女優や関係者が共謀することで、同じような被害者(冤罪)が出てもおかしくありません。その為、AV業界でも契約書の見直しや第三者機関の設置など、被害者を出さない取り組みが必要になってくるでしょう。