女性にとってデリケートゾーンの悩みは大きな問題のひとつだと思いますが、洗いかたやケアの仕方というのは基本中の基本であり、知識としても最低限知っておくべきことです。
洗顔のやり方や体の洗い方は雑誌やテレビでも多く紹介されていますが、それに比べデリケートゾーンの洗い方は知る機会が限られていますし、人と話す機会などはほとんどないと思います。
適当になったり自己流での洗い方でトラブルを招かないためや、知っているだけで防げるものもありますから、是非正しい洗いかたを覚えておきましょう。
デリケートゾーンの洗い方
デリケートゾーンの洗い方やケアは女性の体にとって非常に重要なことで、意識して毎日ケアするだけでもトラブルを未然に防ぐことができます。
私としては学校教育(保健体育)で教えておくべきほど重要なことだと考えていますが、現状ではそういった性教育は行っていませんから、知識を自分で取り入れていくしかありません。
しかし、友達に相談するには難しい問題だと思いますし、適切なケアをすることで普段から綺麗にしておけば、それだけで日常生活も清清しくすごすことができて、気分も軽くなりますから、基本的な洗いかたから注意点までを紹介しておきます。
基本的な洗い方
まず覚えておいて欲しいのはデリケートゾーンは皮膚が薄く粘膜も多いので、外からの刺激にはあまり強くありません。
体の部分でいうとまぶたよりも薄い皮膚でできているので、清潔にしたいといっても強くこすったりするのはダメージも大きいです。
まずは指の腹を使うことが前提で、石鹸やボディーローションを使そのまま塗るのではなく、泡立てネットできちんと泡立て優しく洗うように心がけましょう。
オススメの洗い方と順番
石鹸などを泡立てたあとは指の腹で洗っていくのですが、その順番も非常に大事にしなければなりません。そして絶対に守るべき基本はデリケートゾーンを洗うときは前から後ろへ!ということです。順番としては
- 陰毛
- 陰核
- 性器部分
- 会陰部分
このように前から後ろへという順番で洗っていくことになり、最後に肛門という順番になりますから、これは基本として徹底するようにしましょう。
そして陰毛は、根元の肌をマッサージするようにしっかり洗い、最後に手で軽く毛の流れに逆らう様にひっぱり、抜ける毛は抜いてしまったほうが良いです。
特に念入りに洗うべきポイント
デリケートゾーンを洗っていくときに、特に念入りに洗ったほうが良いのは陰核の包皮に隠れている部分や大陰唇と小陰唇の間の溝で、そのあたりは恥垢が溜まりやすく、臭いの原因であることが多いです。
恥垢は泡をのせたり、シャワーのお湯を当てるだけでは、綺麗にとりのぞくことができないので、指の腹で優しく洗ってあげた後はシャワーですすぐ事も忘れないようにしましょう。
デリケートゾーンを洗うときのマル秘ポイント
デリケートゾーンというくらいですから、とてもデリケートな場所であることは誰にでも分かることだと思いますが、皮膚の中でデリケートゾーンと1番近い皮膚は唇です。
ですから、デリケートゾーンを洗うときは唇を洗うときような意識で洗うとダメージを与えずに綺麗で清潔に保てる近道とになります。
注意点・NG行為
デリケートゾーンを洗うときに、これだけはダメというものや絶対にNGの行為がありますから、覚えておきましょう。
紹介するNG行為の中でこれまでそうやって洗ってきた・・という人はこれを読んだ後から絶対に辞めてください。
皮膚へのダメージもそうですが、そういったことを繰り返すことで臭いの原因やガンジダ膣炎、果てには性感染症になりやすい体になってしまうので気をつけなければなりません。
膣内を指で洗うのは絶対NG
清潔に保ちたいという気持ちを持つあまり、膣内まで泡を入れて指で洗ってしまうなんて女性もいるようですが、それは絶対にNG行為だといおうこと覚えておきましょう。
膣には自浄作用というものが備わっていて、常に膣内を弱酸性に保つようにしていますから、石鹸やボディーソープで洗うと自浄作用が乱れ膣炎や細菌性膣炎の原因となります。
それに指では粘膜をダイレクトに傷つけてしまう原因ともなるので、膣内を指で洗浄したことがある人は絶対に辞めましょう。
不十分だとどうなるのか?
デリケートゾーンのケアが不十分だと、臭いやかゆみ、かぶれの原因となります。雑菌は繁殖しやすいですから、上記で説明してきた洗いかたや注意点など、洗いかたを見直すだけで解消する場合もあります。
垢や尿、トイレットペーパーなどもこびりついている場合もありますし、女性の場合は大陰唇に汗腺であるアポクリン腺も多くあるので、ワキと同様の臭いを放ちます。
非常にデリケートな部分だけに当然毎日のケアも大事なので、これまで不十分な知識であらっていた人は是非見直してみましょう。
まとめ
デリケートゾーンの正しい洗い方について紹介しましたが、洗っていく順番などに関してはそこまで意識していなかった・知らなかったという人は多かったのではないでしょうか。
これを知っておくだけでも今後のデリケートゾーンのケア方法も変わってきますし、清潔に保つことができるはずです。
何度も読んで覚えて今日から実行していくことで、是非綺麗で清潔なデリケートゾーンを保てるようにすると共に、コスメにも気を使うとより良い結果が出るでしょう。