四十八手を耳にしたことがある人は多いと思いますけど、全てを把握している人ってほとんどいないと思います。
男性が使ってみたがるような体位は、少なからずあると思いますが、女の子には興味がないものが多いでしょうが、知識として知っておく分には性の歴史を知ることにもなります。
もちろん、全てを知っておく必要はないと思いますから、最低限知っておいたほうが良いであろう四十八手の体位を紹介していきます。
九十六手全てを見たい方は「体位48手じゃ足りない!96手を画像付完全公開」をご覧下さい。
四十八手とは
四十八手とはどこからきた言葉なのか、ご存知の人もいると思います。私個人としては、昔の人々の性への探究心の現れだと思っていますが、一体いつ作られたものなんでしょうか。
四十八手(しじゅうはって)とは、性行為における体位の種類を表したものである。江戸四十八手とも。この言葉は日本の江戸時代に於いて名付けられたと見られる。体位の数を示したものではなく、相撲の四十八手を真似て名付けられたものである。表裏合わせて九十六手ともいわれる。
出典:ウィキペディア
江戸時代には既にあったとされているんですね。海外にも似たようなものが存在するようですが、四十八手という言葉に関しては日本で名づけられたものであり、48体位という意味ではなく相撲の四十八手を真似たものなんですね。
江戸時代の人は「これはどうだ?」とか「これなら気持ち良いだろ」と試行錯誤しながら、セックスをしている姿を思い浮かべると、微笑ましい気持ちになってしまいます。
四十八手の名称
全て記載すると凄い量になりますが一応書いておきます。中でも使えるものや、現代風にアレンジされて普段から使用されているものもありおますからチェックしてみて下さい。
正常位
まずは男性が女性に覆いかぶさる形の体位の一覧です。網代本手や揚羽本手は通常の正常位と言える体位です。
20手もあるので、多いと感じるでしょうが、基本的には正常位の色んなパターンだと思ってください。
昔の人もこんな風にしていたと思うと、不思議と安心感さえあります。画像の揚羽本手(あげはほんて)は現代でもセックス経験者ならばほとんどの人が経験しているんではないでしょうか。
揚羽本手 | 網代本手 | 入り船本手 | 内枠 |
壽本手 | 笹船本手 | 志がらみ | 閉め小股 |
だるま返し | 俵抱き本手 | 千鳥 | 机がけ |
富車 | 浜千鳥 | 深山本手 | 八重椿 |
唐竹割り | 襷がけ | 釣瓶落とし | 理非知らず |
騎乗位
次に女性上位の体位を紹介します。江戸時代にもこういうものがあった事が驚きです。
昔の女性は意外とエロかったというような話を聞きますし、積極的な女の子も多かったのかもしれません。
筏茶臼の読みはいかだちゃうすと読みます。この体位では女の子がゆっくりと腰を動かしていたそうです。
筏茶臼 | 織り茶臼 | 時雨茶臼 | 反り観音 |
茶臼のばし | 本茶臼 | 流鏑馬 |
座位
そして座位全般ですが、これは抱き合うように座って挿入する体位です。これも非常に多くのパターンが存在します。
画像の鏡茶臼(かがみちゃうす)はそれぞれが後ろに手をついて脚を絡ませるのが基本のようです。
お互いに性器が丸見えになることからそういったネーミングがついています。
そう考えると、昔の日本人って本当にスケベですよね。
鏡茶臼 | 首引き恋慕 | こたつ隠れ |
下がり藤 | 獅子舞 | 忍び居茶臼 |
抱き地蔵 | 立てひざとり | 茶臼がらみ |
帆かけ茶臼 | 八つ橋 | 横笛 |
立ちかなえ | 櫓立ち |
後背位
バックと呼ばれる体位については1番多くのパターンが存在します。これは昔は男性のほうが強い立場にあった事を象徴しているのではないでしょうか。
特に後背座位と言われるものには多くのパターンが存在しています。
画像の浮き橋(うきばし)は角度が凄いことから、男性の力が凄く必要で当時はアクロバティックな体位の1つだったということです。
後背位には笑ってしまうくらいのネーミングが沢山あります。
浮き橋 | しき小股 | つばめ返し | つぶし駒掛け |
〆こみ錦 | 撞木反り | 月見茶臼 | 抱えどり |
しぼり芙蓉 | 抱き上げ | 突き回し | 手懸け |
乱れ牡丹 | 鴨の入首 | 裾野 | 窓の月 |
押し車 | 碁盤責め | 仏壇返し | 〆込み千鳥 |
後ろ矢筈 | ひよどり越え | 後ろづけ | こたつかがり |
逆手からみ | 鳴門 | 横どり | 座禅ころがし |
本駒がけ | 後櫓 | 卍崩し |
その他
これはアクロバティックすぎて、使うことはないであろう体位の名称ですが、四十八手というとこのあたりの名前を知っている人が多いと思います。松葉くずしや御所車は非常に有名ですよね。
イスカとりという名称も、漢字で書くと交喙となります。これはくちばしを意味するものであり、鳥のくちばしの交差することを意味した体位です。
昔の人は本当にいろんな物や生き物から、セックスに結び付けていたんですね。
イスカとり | 菊一文字 | 零松葉 | 御所車 |
立ち松葉 | 虹の架け橋 | 松葉くずし | 松葉反り |
巣篭もり | 宝船 | 砧 | 梃子かがり |
オーラルセックス
最後はオーラルです。現在ではフェラチオやクンニなどの名称がついていますが、それにも名前がありました。
画像の岩清水(いわしみず)は有名ですが、現代では顔面騎乗と言われています。
流れ出る愛液を飲む、チョロチョロと小川のように流れるという理由から作られたものです。
ここまで来るともう頭が下がります。
岩清水 | うぐいすの谷渡り | 雁が首 | 立ち花菱 |
ひよどり越えの逆落とし | 二つ巴 | 椋鳥 | 白光錦 |
千鳥の曲 | 寄り添い | 花葵責め |
全部記載してみたので、多すぎるよという突っ込みを受けてしまいそうですが、昔の人がこれだけ考えてそれが未だに残っているということが凄いと思います。
エロに時代は関係ないのかもしれないと思いましたし、まだまだ自分も頑張るべきだと思い知らされてしまいました。
使う体位はそんなに多くはないかもしれませんが、ある意味ではチャレンジャー精神を煽る内容だと思います。
海外の四十八手
実は海外にも似たようなものが存在します。欧米やアジア、色んな国に存在するですが、どの国もそれぞれの特徴があります。
やはり国が違うと常識が違いますし、体格なども違うのでそれもまた調べると面白いです。エロは世界共通なんて言葉がありますけど、やはり人間としては切っても切れないものなんでしょうね。
台湾の四十八手
1つ本当に凄いと思ったものがあったので紹介しておきますが、これはお隣の台湾にある四十八手ようです。
本当なのかどうかは分かり兼ねますが、本になっていて売っている以上は凄いとしか言いようがありませんww
このようなアクロバティックが体位がたくさんありました。これは並みの人間では無理な気がしますけど、思いつく台湾の方々は凄いですね。
最後に
日本人は性欲や身体に関しては、他国より優れているとは思いませんが、ムッツリであったりスケベという点では上位のほうにいるのではないか?というのは常々思っていました。
実際に海外の方には、シャイなのにスケベと言われますし、それってとても良いことだと考えています。
エロなくして社会の発展はないと言われていますし、良いエロであれば貪欲に取り入れていきたいところですよね。
96手完全公開