賢者タイムというのを耳にしたことはあるでしょうか?ここ数年で浸透した言葉ではありますが、私の周りでの友達でも知らない人はいました。
ですが、「男ってセックスの後に寝ちゃうよね?」と質問すると、男女共に「そうだ」と答えてきます。
セックス後に、ウトウトしてしまい寝てしまうまでの時間を「賢者タイム」と言うのですが、男がスッと寝てしまうと、素っ気ないとかやりたいだけだったとういう風に勘違いされがちですが、実はそれには理由があるということを説明したいと思います。
賢者タイムとは
セックス前と全然態度が違うと感じたことがある女の子は非常に多いと思いますが、そもそもなぜ賢者タイムと言われているのか不思議に思う人は多いでしょう。
色んな説明がありましたが、特に要点を得ているものを抜粋して記載しておきますので、どういった時間のことを言っているのか把握しておきましょう。
男性がマスターベーション直後に、性的なものに対して感じなくなり冷静に見れてしまう時間帯のこと。
直前まで男性の煩悩が津波のように押し迫っていた自分自身がそれから解放されある種の悟りを開いたような感覚になる。
出典:賢者タイムとは – はてなキーワード
賢者タイム(英:sage’s time)とは、男性が射精により性欲を満たした直後に経験する、性欲萎縮状態のことをいう。
出典:アンサイクロペディア
このように、男にとっては最高とのいえる射精の直後からの時間を「賢者タイム」ということが分かったかと思います。
賢者タイムにおける脳の状態
賢者タイムに入った男性は、脳が一時停止状態のようになることが神経学の専門家により発表されております。
大脳皮質の働きは停止し、側頭葉と扁桃体は性欲を減退させる信号を発するとされているのですが、同時にセロトニンとオキシトシンというホルモンを分泌します。
鬱病や自律神経系の持病を持っている人などは、セロトニンやオキシトシンのサプリを飲んだり処方されることがある人も多いと思いますが、これらは精神を安定させる効果があり、強烈に眠気を誘うものでもあります。
本能的な理由
セックス後に脳が上記のようなことになる理由としては、動物と違い人間には発情期がない為、1度の質を上げる為にしっかりと休養をとり精子の量を増やそうとする進化の過程で起きた「適応要因」だといわれています。
さらにもう1つの本能的な理由として、動物は常に危険の中のおり、射精後は一刻も早く危険な状態から脱し、自分の身とメスを守らなくてはなりません。
そのためにオスはSEX後に冷静沈着な状態になるよう本能がプログラムされているという理由があるようです。
セックス後の男性のタイプ
射精後は当たり前のように放心状態となりますが、男としては普通でも女の子としては納得いかない部分もあると思います。
しかし、それらの行動に悪気はないということは理解してもらいたいです。
すぐ寝るのはある意味、正直者
すぐに寝てしまう男性は本能的に生きているといっても良いと思います。射精~脳内物質が分泌~眠い~何も考えられないといった順番で眠気が襲ってきますから仕方ないのです。
そして、そういった状態になったことがある人はご存知かと思いますが、セックス後の睡眠は長い時間寝ることはありません。(夜であれば別ですが・・)
もし時間にも心にも余裕があるなら、一時的に寝かせてあげるのも良いでしょう。
ピロートークや気遣いができる男
セックス後に相手に気を使える男性というのは、彼氏や旦那さんにする上では最高なのかもしれません。少なくとも、とても思いやりがある人だと思います。
しかし、本能に逆らえるというのはとても繊細であり、意識の強い人ですから、相手に同じようなことを望む場合もあるので気をつけましょう。
納得できるのであれば、ある程度本能に従っている人のほうが一緒に居て楽かもしれません。
まとめ
賢者タイムとはいっても、男女関係においては男性に都合よく作られた言葉であるとは思います。しかし、これを読んで本能も十分に関係していることは理解してもらえたのではないでしょうか。
理由を知っておくだけでも、イラッとしなくなるかもしれませんし、冷たく感じていた部分もそう感じなくなるかもしれません。
男性にとって射精後というのは、射精前とは脳の状態や体の状態が全く違うということは理解しておきましょう。