劇場版ソードアート・オンラインとコラボのVR用HMD「FOVE」とは

VRヘッドセットFove

幕張メッセで行われた「東京ゲームショウ2016(TGS2016)」で注目を集めていたアイトラッキングシステム採用のHMD「FOVE」が遂に販売日が決まりました。

東京ゲームショウの際にはPSVRが発売前でしたから、SONYの出展ブースが気になる人は多かったようでしたが、それでもFoveの出展ブースにVR体験しに来る人も多かったのが印象的でした。

日本で購入できるVR用ヘッドマウントディスプレイはPSVRHTC ViveOculus Riftの3機種が独占するかと思われていましたが、2017年2月18日から上映を開始する映画「劇場版 ソードアート・オンライン」とコラボレーションしたコンテンツの開発を進めているとして、FOVEへの注目が更に高まっています。

Foveとは

FOVE・ホワイト

FOVEは元ソニーのゲームプロデューサーをしていた小島由香と、VRギークであるロックラン・ウィルソンによって企業された会社「FOVE,Inc.」によって開発されたHMDです。

FOVEが注目を集めているのは消費者製品としては初の視線追跡型(アイトラッキングシステム)が採用されたところで、簡潔に言うと視線の移動を感知することによって、ゲームや視聴しているコンテンツの進行をすることができる機能を備えています。

更にポジショントラッキング用にカメラも付属したことで、頭部の位置と動きを検出できるようになっているので、使用者の見ているオブジェクトに対して高精度でフォーカスできるようになっています。

頭部に無駄な動きなどが多いと「VR酔い」と言われる現象が起こりやすくなるので、HMDを装着してゲームや映画を視聴したり長時間使用する際には、意外と重要な事です。

Foveの商品概要・仕様

Foveのスペック
HMDを購入するときに必ず見るのは価格帯だと思いますが、その他にも気にするべき点はあります。しかし、性能に関しては電子機器などに詳しくない人もいるので、主要の要点だけ把握しておくようにしましょう。

基本的には解像度や視野角、必要な動作環境、そして価格を把握しておき自分が遊びたいコンテンツなどに対応できるかどうか確認しましょう。

価格 約65,000円
HDディスプレイ 2560×1440
視野角 100度
リフレッシュレート 70Hz
入出力 HDMIコネクター・USBコネクター
駆動時間 最大2.5時間
入力解像度 640×480から1920×1080(1080p)

Foveのメリット・デメリット

fove-vr

FOVEの仕様については大体わかっていただけたと思いますが、FOVEのメリットやデメリットについても述べておきたいと思います。

購入を考えるときにはメリットやデメリットを理解するのは非常に大事なことなので、しっかりと理解しておく必要があります。

アイトラッキング機能が持つメリット

東京ゲームショウの際にはホラー・シューティング・ミニゲームの3つが体験できたのですが、シューティングゲームに関しては想像していたよりも高い完成度で、視線を合わせることで敵気をロックオンして打つよようになっていました。

これからのロボットゲームやシューティングゲームとの相性は抜群ともいえるでしょうし、これはアイトラッキング機能を搭載しているからこそのメリットだといえます。

FOVEは被ったときのフィット感もありデザインも良いので女性も手にしやすく、機種によっては長時間着用すると疲れが多い機種もあるので、その点でもメリットとなるでしょう。

あとは中心窩レンダリング(foveated rendering)機能という、人間の目を真似て視界の端の方の解像度をやや粗くする描画技術が採用され、この技術は現在VR市場に参入している企業の注目を集めています。

Foveにデメリットはあるのか?

価格帯から考えても優秀な商品だと思いますし、体験した私としては期待していたよりも良い商品だと思いますが、今後どういったコンテンツや仕掛けを展開していくのかはあまり見えていません。

しかし、開発しているのが元ソニーのゲームプロデューサーの企業ですから、これからの展開や展望はしっかりと考えられていると思います。

私が感じたデメリットはワイヤレスではなく有線という点のみでしたから、有線が気にならない人にとってはデメリットがあまり存在しないHMDなのではないでしょうか。

劇場版 ソードアート・オンラインとのコラボ

ソードアート・オンライン「アスナ」

FOVEは2017年1月より川原礫氏の小説を原作とする「劇場版 ソードアート・オンライン」とのコラボする予定で、同作のキャラクターである「アスナ」とアイコンタクトでコミュニケーションを取りながらFOVE用コンテンツの解説を受けられるコンテンツセレクターを配信予定となっています。

アスナの解説にくわえて、目線でアスナが反応する「アイコミュニケーション」では、見つめると照れる・よそ見をすると起こられるなど、アイトラッキングシステムの特徴を生かしたコラボが実現するようです。

尚、FOVEは提携インターネットカフェでの配信を2017年2月より予定しているということなので、次期にネットカフェで楽しむこともできます。

まとめ

VRを体験する多くの場合が、ハイスペックなPCとHMDを揃える必要があり、そうなると初期費用が非常にかかってしまいます。

世間ではハイエンドのVRを低負荷で実現できるHMDが求めてられていますが、その点においてFOVEは丁度良い製品ではないでしょうか。

SteamVR・OSVRゲームタイトルにも対応しているので、それらのゲームとの互換性や将来的なアップデートにも期待したいと思います。

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